マンションのピアノ防音
マンションの場合、ピアノの音は、主に下へ伝わります。
上よりも、下にピアノの打鍵の音が伝わっていきます。
次は、窓から。
なるべく部屋の中央にピアノは置いて、壁側・窓側の近くには置かないようにしましょう。
これは戸建てに関しても同じですね。
わたしのプライベートスタジオでは、階下への防音対策として、
ピアノ防振ベースを、すぐに設置しました。
アップライトピアノの場合、椅子を載せる部分を考えて、まず3枚必要ですね。
連弾をする場合は、4枚あると確実。
グランドピアノ+椅子 なら5枚。
連弾をするなら6枚必要です。
この、防振ベース は、一般的な防音カーペットとは、厚みがまず違います。
重さも結構ありますが、しっかり音を遮断してくれるよう、作られています。
この防振ベースに加え ピアノの脚の下に敷くお皿(インシュレーターといいます)を使用すると、
マンションの場合、階下への音漏れは、かなりの割合で軽減されます。
ピアノのインシュレーターも、色々売られていますが、
直接地面に振動が伝わらないような構造のものでないと、意味がありません。
類似品はたくさん出回っていますが、わたしが1番気に入っているのは、
スーパーインシュ静です。
脚と地面の接地を極限まで少なくした構造で、これ以上の造りのインシュレーターを見つけることがまだできません。
見た目は、シリコンゴムでできた、頑丈なお皿という感じで、地震対策にもなります。
やはり、シリコン製のインシュは、音の振動を伝えない、ゴムの部分より下にはいかないよう止まるよう、
造られているので、この組み合わせでかなり、安心できると思います。
ほかに、防音対策用の普通の薄い防音マット、防音カーペットなども、良く売られていますが、
正直あまり意味がないよね、とよく調律師さんとお話ししています。
同じく、防音カーテンも、しゃべり声ぐらいならいいけれど、ピアノの強い音には、
はっきりいって意味ないね、
だって、人の耳で確実に小さくならなきゃ、対策になってないしね。
と、良く防音の話で盛り上がっていますが、
上記の防振ベースと、スーパーインシュで、防音対策が出来たので、
大掛かりな防音室を工事しなくてもとりあえず良いとなると、
うちのレッスン室では、大変助かりました。
↓こちらは2枚セットです。
座る椅子用に、あと1枚あるといいですね。
音のトラブルで、ピアノが弾けない、苦情がきて、さぁ困った、となる前に、
先手を打ってしまうのも、頭の良いやり方だと思います。
何より、ビクビク弾いていたら意味ないし、
苦情が来てからは、対策が済むまで、音出しが出来ませんから。
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