まったく興味がない子にピアノを強要する親御さん

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一世帯あたりの子供の人数が少ない分、
1人にかける情操教育への情熱は、すごく高まっていますね。

ピアノに、スイミングに、公文に、英語に~、新体操に~、そろばんに~、
習字、、、、

それはもう、子供たち大変です。

親御さんは、必死に元を取ろうとがんばりますが、
よく見てください。子供さん、ぜんぜんピアノに集中できてませんよ?

どれもこれも、学校の宿題 + 習い事のオンパレードで、
ピアノなんて、集中力命ですから、ただ習うだけじゃダメなんです。

子供さん、やっつけ仕事をこなすために、一週間振り回されてますよ?!

こういうタイプのご家庭、今ほんとうに多いですね。

発表会当日なのに、スイミングやらせてから、本番すぐ弾かせている親御さんもいましたね。

 

親御さんは、元を取れたつもりかもしれませんが、全然、、、ピアノに関しては、
子供も、できるだけわたしに文句を言ってさぼろうとするし、
結果、講師ともあまり良い関係が築けず、ピアノも上の空、、、

なんなんでしょうね。

 

あるおうちのかたは、子供さん、ピアノに興味もないのに、習う前にさっさと電子ピアノ購入。
うちにはピアノがあります、とおっしゃるので、よくよく話を聞いたら、ヤマハのアリウスでした。

子供本人は、保育園から帰ってきたばかりで、やりたくないから、泣く。
いくら諭しても、乗せても、ごまかしてもダメ。
興味がないんです。お話を聞く、習い事をする時間、ピアノを教えてもらう、
そういった心の準備も何もなく、
突然連れてこられた子供ってかんじですね。
ごねてごねて、お母さま、レッスン室でこども叩いてました。
騒ぐから、飴をその場でなめさせたり。。。
この方には、申し訳ないのですが、辞めていただきました。
月の途中までレッスンは進行していましたが、お月謝は頂かず・・・

2か月後にまた電話があり、お月謝分をレッスンしてくれと、、、、
こちらはレッスンした分を頂戴せず、お辞めいただいたはずが、、、

かなり難しい例でした。

 

ピアノやクラシックに興味を持ってほしいのなら、せめて小さい時から親子で・兄弟で、
音楽を一緒に鑑賞してみましょう!!

ピアノ名曲のコンピレーションCD、ショパンやドビュッシー、
白鳥の湖や、くるみ割り人形 などのオーケストラも、曲も大変わかり易くて、
子供も好きですよ!

↓ 言わずと知れた、辻井さんのベスト盤も、超おすすめ。一流のパワー溢れる演奏ですよ。
シンプルでいて、力強く、無駄のない演奏。これぞリストという感じですね。

 

小さい頃からクラシックを聞いている子は、ショパンやりたい、なんてよく言ってきます。
エリーゼの為に、なら、しばらくしたら弾けるよ!と教えると、
すごく喜んでいます。こまめに練習していれば、小3くらいから弾けます。
エリーゼ~のテーマ部分なら、小1でもいけますね。
先生に相談してみるといいですよ♪

・やらせたいのなら興味が出るよう、幼児のときからそのように仕向けましょう!
・興味が全くないのに、むりやりやらせるのは、お金と時間のむだ!
・興味があるのなら、一気に乗せて、楽しんで、子供を上手く乗せて進めてくれる先生を探しましょう。
・頑張ってちょっと難しい曲にチャレンジできたら、すてきなドレスで発表会へ。
かわいく、すてきな演奏姿を写真やビデオにおさめましょう♪

・おうちの人は、興味関心を持って(興味があるふりでもいいんです)、
 一緒に楽しく練習しましょう!←ここ重要

・ノルマのように、毎日10回!!練習しろ!! ←これ1番だめ。
注意されたこと、苦手なところ、ちゃんと狙いを考えて練習しないと、変な癖がついたまま、
毎週レッスンにくることになります。意味のないノルマはやめましょう。

理不尽なことに、お母さん、子供にそれだけ強要していて、ご自分は、毎日10回できますか?
ということなんです。必ず、仕事に家事に旦那も子供と同じで~・・・なんたらかんたら、
と、言い訳されます。

上手くなるということは、疲れていても、旦那が変でも、それでも心を据えて
時間を見つけて、地道に練習するということなんです、
しかも、ちゃんと集中して、苦手な箇所をコツコツ練習する。できますか?と。
それでも、お子さんに理不尽なこと言えますか?と、お伝えしています。

時間の無い時、疲れている時は、レッスンで注意された箇所だけを繰り返し練習して、
翌日、翌々日は、全体通して弾いてみる。
これを繰り返してもいいですよ。

 

ぜひ、より良い音楽ライフをご家庭でエンジョイしてくださいね♪
ピアノ講師としての心からの願いです♪
♪本日もお読みいただきありがとうございました♪
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