ピアノが上手くなりたいなら、習い事は1つか2つに絞って。
あれもこれも、
習い事にたくさんの時間とお金を使っている親御さんとお子さんを、
大勢をみてきました。
一週間毎日、違う習い事をしているお子さんで、
この子上手だな、よく集中できているな、
というお子さんは、正直、ひとりもいませんでした。
他の習い事は、その場へ、1週間に1回行けば、なんとかこなせるのかもしれませんが、
ピアノは、はっきりいって、無理です。
子供にも、許容範囲というものがあります。
また、ピアノは、そんな片手間で上手くなるようなものではないのです。
1日10分でも練習、1回弾く、
実は、ただ弾くだけでなく、指のフォーム、音色に耳を傾けて、
落ち着いて自宅でも練習してほしいのです。
そんなことをしていたら、10分なんてあっという間に過ぎて、
やはり、30分は練習することになります。
ただガミガミ練習しろ、それでは、子供の意欲は急速になくなります。
音に耳を傾けて、落ち着いた環境を作って、練習を一緒にきいてあげてください。
やはり、上達しているお子さんは、たとえ下に小さい弟や妹がいても、
お母さまが、小さい子供をあやしながら、いっしょに練習をみる時間をきちんととっています。
そして、やはり発表会で落ち着いて上手に弾いて、目立つ子 というのは、
習い事は、ひとつかふたつを、じっくり取り組んでいる子です。
これは、わたしが大勢見た中で、ほぼ100%なので、
他の先生がたも、同じことを感じていると思います。
一週間毎日、いろんな習い事をたらい回しにされ、レッスンでも注意散漫な子は、
発表会前になって、親御さんが慌てだし、講師のせいにしたりします。
習い事をたくさんさせる親御さんだから、教育熱心ですので、
発表会で、わが子がピアノが下手では困るのです。
そういう子は、親御さんがピアノのレッスンに、同行された時だけ、集中しています。
ふだんは、注意力散漫です。
なぜなら、お母さまが怖いから。
その場しのぎはできても、発表会ではごまかせません。
本当に、ピアノが弾けるようになって、意欲的に取り組んでほしいのならば、
親御さん自身が、落ち着いた練習環境、ガミガミ怒らず、一緒に練習してみる、
他の習い事で無理をさせていないか、いま一度、振り返っていただき、
お子さんが、良い環境で、音に耳を傾けられるよう努力してほしいのです。
(もちろん聞いているお母さまも、音色に敏感になってくださいね。
ご自分でも、どんな音色だったらきれいか、お子さんの教材を弾いてみてください。
良い音で弾くって結構難しくて、子供のこと、怒れなくなると思いますよ。)
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